やりたかった仕事で
経験を重ねてスキルを高める

大手化学メーカー配属 化学分野

2022年入社A.S

01.WDB工学に入社を決めた理由

化学系の実験業務に就きたい

化学系の実験業務、中でも有機化学を希望して就活をしていました。ただ、有機化学の実験を行っているのは研究機関や大学の研究室が大半。そのため、学部卒でそういったところへの就職は難しいとも感じていました。どこか実験ができる企業はないかと探している中で出会ったのが、WDB工学です。

入社の決め手は、化学系の実験業務に従事できる可能性が高かったから。最初の説明会で、いわゆる派遣と正社員型派遣の違いについて丁寧な説明があったので、雇用形態に関して特に気になることはありませんでした。

02.仕事内容

大手化学メーカーでの研究開発

就業先は大手化学メーカーです。仕事の目的は、工場の効率を上げて消費するエネルギーやコストを抑えること。そのために、工場で使用する触媒を、より高効率で耐久性の高いものにするための検討と実験を行っています。触媒は化学反応の手助けをするものですね。ガラス製のカラムに触媒を詰め込み、そこに原料を流通させて、連続的に反応させます。その後、反応液を採取して、原料を反応させてできたものの中にどんなものがどんな割合で含まれているかを、GCを使って測定します。
測定は多いときで1日に10サンプルくらい。頭の中の反応式を実行して、変化の先にものができ上がる。その工程を実際に目にできる。やりたかった仕事に就けて、実験の楽しさを再認識しています。

ある1日のスケジュール

08:00
始業
メールチェック、実験内容・使用触媒確認
08:30
実験準備
実験装置組立て、触媒充填
09:00
実験開始
原料通液開始、実験条件振り
12:00
昼休憩
製造所内の食堂で昼食
13:00
実験再開
実験条件振り、サンプル採取、GC分析
16:00
実験終了
装置片付け、洗い物、次回実験準備
16:30
データまとめ
Excelへ入力、計算、考察・比較
17:00
退社
買い物をして自炊、プライベートタイム
03.仕事のやりがい

仕事の成果が未来につながっていく

実験で思うような結果が出ず、原因究明に追われることもあります。過去のデータと見比べて、気になる条件があったらそれを変えてまた実験して…。データが悪かった原因を導き出して、次はもっと良い結果を出せるよう改善点を探ります。そうして良い成果物ができたときは、大きな達成感があります。
実験を繰り返して結果を出せたら、その結果が工場のプロセスで実際に使われるんです。大きな工場が、自分の仕事の成果で動く。それによって環境の負荷やコストを下げられる。自分が携わった実験がそこまでつながっていくことに大きなやりがいを感じますし、だからこそ、何とかして良い結果を出したいと思って日々の仕事に臨んでいます。

04.WDB工学の研修について

人間的な成長ができる能力開発プログラム

WDB工学の能力開発プログラムを受けたのは、研修をスキルアップにつなげて、社会人としてより優秀な人材になりたいと思ったからです。
能力開発プログラムの合宿では、長所と短所を自己分析して発表し、それに対してフィードバックを受ける研修がありました。

「それってこういうことじゃない?」と自分の中にはなかった指摘で気付きを得たり、社長の田代さんから直接意見をもらったりしながら、長所をどのように伸ばしていくか、短所をどのように改善すべきかを広く考えることができました。人間的に成長するために有意義な良い時間を過ごせたと思います。ヒューマンスキルにフォーカスして、今の自分にスキルを上乗せするようなステップアップができたように感じています。

05.将来の展望

「あなただから任せられる」という存在に

今の就業先の実験業務が自分には合っていて、楽しく仕事に取り組めています。そのため、すぐに就業先を変えようとは思っていません。就業先の方は困ったときは親身になって相談にのってくれますし、上司は「いつかこんなふうになりたい」と思える尊敬する方です。

だからこそ、スピード感をもって価値あるデータを出すことで期待に応えたい、まずは「あなただから任せられる」「あなたじゃないとだめ」と言われる人材になりたいと思っています。
ただ、ゆくゆくは技術者としてだけでなく管理職としても仕事をしていきたいので、将来的には、今まで培ったことを活かして正社員としての転職を視野にいれたいと考えています。

06.学生の皆さんへひとこと!

皆さんが思っているより、社会人は楽しい

就業先があるのは、化学系の企業がたくさん集まっている憧れのエリアでした。そこでやりたいことができるので仕事は充実していますし、残業が多いわけではないので、プライベートでは車を買って、いろいろなところに出かけて楽しく過ごしています。

学生の皆さんには、「社会人は、思っているより楽しいよ」ということを伝えたいです。WDB工学には、大学で学んできたことや好きなことを活かせるチャンスがたくさんあります。ぜひ、皆さん自身の可能性を見つけてくださいね。