専門性を磨いて
自分の可能性を探りたい
大学・公的機関配属
2021年度入社
Y.S
決め手は、経験を積んで成長できること
もともと電気電子系の仕事に就きたいと思って就職活動をしていました。WDB工学を知ったのは大学の説明会です。大手企業や公的機関等の最前線で経験を積めると感じて応募しました。若い会社でしたが、年齢が近い方と一緒に成長できそうだと思えたのも、WDB工学を選んだ決め手の一つです。
正社員型派遣の説明は採用サイトに載っていましたし、内定後はWDB工学の採用担当と月1回面談があり、定期的にコミュニケーションをとる機会があったので、入社にあたって不安に思うことは特にありませんでした。
超電導モーターの研究開発に携わる
就業先は大学です。航空機や自動車の低エミッション化、簡単にいうとエンジンを使わず廃棄物の排出を可能な限りなくすことですね。それと高効率化を目的に、電気推進システムを搭載した電動航空機向けの超電導モーターの研究開発に携わっています。コイルを液体窒素の中に沈めて直流の電流を流したときに、磁場や電圧を測定するのが主な仕事です。大学の職員の方はもちろん、他の企業の方も関わっているので多くの人とつながりができ、電気電子以外の仕事も幅広く任されています。
細かい作業が中心なのかと思っていましたが、100kgくらいのコイルをクレーンで吊って容器に入れる実験等では、肉体労働もあります。体を動かすことも好きなので、そこは良い意味でギャップがありました。

ある1日のスケジュール
- 出勤
- メールチェック
- 事務室から実験室に移動、スケジュールチェック
- 実験準備
-
- 液体窒素汲み出し
- コイルから出ている信号線を計測機に接続
- ホール素子と熱電対をコイルに張り付け
- 直流電源のケーブルをコイルの両端にボルトで接続
- コイルの抵抗をテスタを使用して確認
- コイルが入っている容器を液体窒素で浸漬冷却
- 昼休憩
- 計測前確認
- 実験前に配線が間違っていないか、ボルト部分にゆるみがないか等を確認
- 計測
- 液体窒素で冷却したコイルを直流で通電(最大で100Aほど)。コイルの電圧を計測器で計測
- 片付け
- 実験のデータ整理
- 次の日の予定確認
- 退勤
これまでとは異なるスキルが身に付いた
実験棟で液体窒素や液体ヘリウムを使ってモーターを動かす試験があったんです。そのときは、朝から晩まで実験を行っていたので結構大変でした。来客の方々の前で実験をするのですが、そのときは夕方まで実験が全然上手くいかなくて…。試行錯誤しながら、最後にやっとモーターが回ったときは本当に嬉しかったです。
今の職場で低温寒剤等、これまでとは異なる分野のスキルも身に付けることができました。大学生の頃は危険物を取り扱う経験がなかったので、そういったものを扱えるようになったのは自分にとって大きな成長だと思っています。大学の専攻とはまた違う世界に足を踏み入れている感じですね。

充実した研修と相談できる環境
WDB工学は研修が充実していると思います。2カ月に1回の定例研修会でビジネスマナーを振り返ることができますし、自主的に受けられる研修もあるので。私は、能力開発プログラムの基礎コースに参加しました。
効率的なスケジュールの組み方や、ロジカルシンキング等、物事の考え方を勉強できたので、就業先の業務に活かしています。
就業先では技術者としての仕事がほとんどなので、それ以外の部分はWDB工学の研修で補えていると思いますね。
他にも担当の方が就業状況を定期的に確認してくれるので、悩みや相談があれば、いつでも話せる環境があります。
専門性を高めて頼られる存在に
自由度が高く意見交換がしやすい職場なので、良い環境で仕事に臨めています。そのため、今は目の前の仕事に専念したいと考えています。モーターや電気電子系の知識はもちろん、液体窒素と液体ヘリウムを使うので、低温寒剤の機器の知識等、就業先で学びたいことはたくさんありますが、先輩に比べたら自分の知識はまだまだです。
もっと専門性を高めて、周囲の人から頼られる存在になりたいと思っています。
一方で、また違った仕事も経験してみたいので、将来的には就業先の変更や転職も検討しています。技術者のプロフェッショナルとしていろいろな職場で就業するか、どこかの会社の正社員として勤めるか、今後のことは働きながら決めていきたいです。