未来の選択肢は
自分で作っていける
総合エンジニアリング配属
2020年度入社
H.K
経験を積んで、自分の道をみつけたい
大学3年の夏から就活を始めましたが、なかなか思うようにいかず、実は4年の2月時点で就職先が決まっていませんでした。当時の自分には「何がしたいのか」という明確なビジョンがなく、面接ではどこでも通じるようなことしか言えなかったからかもしれません。そんなときに出会ったのがWDB工学です。
正社員登用という道があるし、WDB工学内でもサポートがあるようだったので、「入社して5年くらいは経験を積んで、何か道が見えてきたらいいな」と思って応募したんです。決まったときはホッとして、嬉しかったですね。派遣といっても正社員型ですし、最終的にどうするかを決めるのは自分なので、その点に不安はありませんでした。
自分の目で現場を理解しながら進めていく仕事
原子力発電の安全稼働を目的に、模擬装置を用いた発電実験やその保守点検をしています。模擬装置を使って、どんな条件でどれくらいの水を燃料棒に与えたら安全に稼働できるかといった、安全設計に関する実験や計測を行います。保守点検では、配管を接続したりバルブを調整したりネジを締めたり。現場作業では思ったより体を使うのですが、計算上のデータと、実際に現場で起こることは必ずしもイコールではありません。そのため、自分の目で現場を見つつ、肌で感じながら多くを学べる点に仕事の面白さを感じています。

ある1日のスケジュール
- 出社
- 業務に関するKY活動(労働災害やトラブルを防ぐための危険予知活動)、メールチェック
- 試験前準備
- 各種計測機器の状態確認・点検、試計測
- 試験条件設定
- 昇温昇圧を行う。試験条件が整うまで所得済みデータを整理、装置の状態を監視
- 昼休憩
- 装置起動中のため、1人は常駐するよう時間をずらして昼休憩
- 試験開始
- 試験電源を入れて試験開始
- 試験終了、装置停止
- 試験電源を止め、降温降圧開始
- 退社
- 降温降圧が終了していない場合は残業
自分で考えて、自分の裁量で仕事を進められる
就業先では、立場や所属に関係なく意見が交わされます。そのため、漫然と指示をこなすのではなく、自律性が求められます。大学では図面の読み方やテスター等の機器操作を学んでいたので、それを活かしつつ、仕事で必要な技術や知識は働きながら習得しています。日々勉強したり資料に目を通したりしながら、「ここはこうなっているんだな」という気付きを重ねていくうちに、「この試験のときは、この検査をしてここをチェックして…」と一連の流れがだんだん見えるようになりました。長いスパンで計画を立てたり、意見を伝えたりしながら、ある程度自分の裁量で仕事を進められるようになった点にやりがいを感じています。

就業先とはまた違った経験ができる場所
WDB工学では、今の自分のスキルがどこまで通じるのかを知りたかったので、能力開発プログラムに参加しました。その一環で定例研修会にも関わりましがが、講師として話したときは早口すぎたり、運営サポートでは、社員の参加確認が予定通りに進まなかったり。就業先では、運営する側として行動したり、多くの人に向けて発表したりすることはあまりないんです。
そのため、研修を通して様々なことを学べましたし、自分を相対的に見る良い機会になりました。指示したり指導したりする側の気持ちや、上司がどんな部下を評価するのか、部下にどう動いてほしいと思っているのかといった、働く上での大切なことが見えてきたように感じています。
入社5年を目処に、これからのことを考えたい
今はスキルを高めて選択肢を増やし、情報収集をする期間と捉えています。就業先は成長できる場所なので、人としての力と技術を磨いた上で、入社から5年を目処にこれからのことを考えていきたいと思っています。選びたい道を選べる自分であれるよう、もっと勉強して、資格の取得等にも積極的でありたいですね。
職場で出会う研究員の方は、「こういう試験条件のときはこうなるよね」といったことを的確に迅速に予想できるんです。それだけでなく、現場作業者と研究員の間の大変な折衝も難なくこなしていて。そういった尊敬する人、目指すべき人に接する機会がたくさんある職場なので、その中で経験を積んで自分を高めていきたいです。